真っ赤で美しい果実、クランベリー。
古くは、ネイティブアメリカンが薬や食料として利用してきた、栄養科の高い果物です。
クランベリーには、女性に多い悩み――膀胱炎(尿路感染症)の予防対策をはじめ、美容にも効果的だとされています。
当記事では、そんなクランベリー果実・クランベリージュースについてまとめました。
クランベリーの嬉しい効果3点!
尿路感染症の予防にアプローチ
クランベリーに含まれるポリフェノール「プロアントシアニジン」は、尿路に大腸菌などの感染菌が付着するのを防いでくれます。
また、同じくクランベリーに含まれる「キナ酸」は尿のPHバランスを酸性にして細菌の増殖を抑制してくれる働きをしてくれます。
ポリフェノールの一成分であるプロアントシアニジンが細菌の尿路上皮(膀胱粘膜など)への定着を抑制/キナ酸が尿を酸性化して細菌の生育を阻害
強い抗酸化作用
クランベリーは強い抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用――血管などのさびつきを防ぎ、活性酸素から体を守ってくれます。
むくみを解消
クランベリーが持つプロアントシアニジンが、腎臓の働きを活発にしてくれるため、むくみの解消にも期待できます。
クランベリージュースってどんな味がするの?

クランベリーはどんな味?
クランベリージュースは、コンビニやスーパーで売られていることは少なく、ソフトドリンクの中では知名度が低い果実ジュースであるため、なかなか味のイメージがしにくいのが難点ですよね。
クランベリージュースの味は、
- すっぱい
- 酸味が強め
- ベリー系のイメージ
を想像していただければと思います。
そもそもにして元となる、クランベリーの実に強い酸味があるため、クランベリー果汁100%のジュースを飲むと、かなり強い酸味を感じるでしょう。
クランベリー果汁50%くらいのジュースになると、甘酸っぱい感じになり、酸味が弱まり、格段に飲みやすくなります。
「酸味は苦手だけど、どうしても100%のクランベリージュースが飲みたい!」という場合は、ハチミツを混ぜたり、炭酸割りがおすすめ。
クランベリージュースは、独特の甘酸っぱいテイストが魅力なので、お酒・カクテルに使ってもおいしくいただけます。

クランベリージュースの口当たりは、
果汁100%「超絶すっぱい」
果汁50%「甘酸っぱい」
実際にクランベリー100(順造選)を飲んでみた口コミ感想!
膀胱炎の再発防止対策と、美容健康にいいんじゃないかな?という理由から、クランベリージュースを飲んでみましたので、口コミレポートしていきます
今回選んだクランベリージュースは、順造選のクランベリージュースです。
クランベリージュースってコンビニやスーパーではなかなか見かけないんですよね(;'∀')
なので、今回は通販でお取り寄せしました。
順造選のクランベリージュースは口コミ評判もいいですし、なんといっても「キナ酸」がたっぷり。
果汁100%と果汁50%のクランベリージュースが2本セットになったものをお試し購入したので、飲み比べしていきたいと思います。
「膀胱炎対策にはキナ酸!」ということで、お味やからだへの効果はいかに?
というわけで、こちらが順造選の「クランベリー100」です。
真っ赤っ赤な液体!
クランベリー果実が100%のジュースでございます。
着色料は使っていないため、これ、ぜん~ぶクランベリーそのものの色なんです。
体によさそう~!(*´▽`*)
クランベリー100は、100gで24kcalです。
カロリーゼロではありませんが、一般的な果汁ジュースと比べるとカロリー低め。
キナ酸だけでなく、アントシアニンも含まれていることを確認。
アントシアニンは目にいい栄養素としても知られています。
最近はスマホの触りすぎで目が疲れ気味なので、これは思わぬ収穫です。
こちらは、順造選のクランベリー100の瓶の底。
クランベリーを100%使ったジュースなだけあって、濃ゆい!
よく振ってから飲まないと、果汁が底に沈殿することもあるため、瓶の底までバランスよくクランベリーの味を楽しむためには要・シェイクです!
そのままラッパ飲みするのもアレですので、グラスに移し替えて、ちびちび飲んでみたいと思います。
見るからに、すっぱそうなイメージ(;´∀`)
実際に飲んでみたところ……
す、す、すっぱい!!!
100%のクランベリージュースなので、すっぱいだろうなと想像してはいましたが、予想どおりのすっぱさに悶絶(笑)
……でも、からだに良さそうな味です。
美容健康のために毎日少しずつ飲むぶんには、なんとか続けていけそうなお味でございます。

100%果汁のクランベリーは、むちゃくちゃ酸っぱい。えぐい味です。
続いては、「クランベリー50%」を飲み試し。
100%果汁のクランベリージュースは、「罰ゲームか?」ってくらいの酸味だったので、50%のお味に期待するとします(;'∀')
順造選のクランベリー50%は、先に飲んだクランベリー100と比べるとキナ酸の量は減りますし、クランベリーの配合量も減りますが、そのぶんすっぱさも軽減されて飲みやすくなっている様子。
ジュースの色も、クランベリー100と比べると赤みが和らいでいます。
クランベリー50%をグラスに注いでみました。
香りもどことなく甘みがあり、これなら普通に毎日、続けて飲めるかも?
クランベリー50%を飲んでみた第一印象は……
「お、おいしい!」
100%のクランベリージュースと比べると、各段に酸味が減って飲みやすくなっています。
膀胱炎対策や美容のためににクランベリージュースを飲むならば、キナ酸が豊富でカロリーも低い「クランベリー100」がおすすめですが、酸味が苦手な場合や、普通にジュースとしてクランベリージュースを楽しみたい場合は「クランベリー50%」が飲みやすくていいかもしれませんね。

果汁100%のクランベリージュースはかなり酸味が強かったけど、50%になるとジュースっぽくなってふつうにおいしかったです!
クランベリージュースってどこで買えるの?
スーパーやコンビニで、なかなか見かけないクランベリージュース。
「膀胱炎対策に、お医者さんに飲用をすすめられたけど売ってる店がない!」
「買いおきしたいけど、どこで売ってるの?」
「居酒屋や喫茶店でクランベリージュースを見かけることはあるけど、家でも飲んでみたい」
とお考えのかたもいらっしゃるかもしれません。
クランベリージュースを購入する方法をまとめると、以下になります。、
- 大型の酒屋さんに行けば販売されていることがある
- 街の酒屋さんでお願いすれば仕入れてくれる可能性がある
- 大きなデパートに置いてあることも
- ネット通販
手っ取り早いのは、ネットでの通販。楽天ショップなどの大型ネットショップで購入可能です。
クランベリージュースに副作用はあるの?

クランベリージュースに副作用はある?
つづいては、クランベリージュースの副作用についてのお話です。
クランベリージュースは安全性の高い食品飲料ですので、常識の範囲内での飲用なら問題ないです。
ただ、体質や体調によっては合わないケースもあります。
アレルギー体質のかたや、尿結石ができやすい方は注意してください。結石ができやすい方が飲み続けると、逆に体調を損なう恐れがあります。
PHを上昇させるお薬を飲まれている方も、医師とのご相談を。
また、どんな飲料でもそうですが過剰摂取をすると、下痢を起こしたり、胃腸障害が生じる恐れがあります。
いずれにせよ、副作用が心配な場合は、かかりつけのお医者さんに相談したほうがいいでしょう。
クランベリージュースのメリットとデメリット

クランベリージュースの良い点、良くない点は?
クランベリージュースの良い点、良くない点(気になる点)を以下にまとめました。
クランベリージュースのメリット・良い点
- 薬に頼らず、食品としての膀胱炎、尿道炎症、尿路感染症の対策ができる
- 美容、ダイエットにも良い
- 赤くて色がきれい。見た目が美しい
- ヨーグルトに混ぜたり、炭酸で割ったり、食材としてのアレンジが楽しめる
クランベリージュースのデメリット・悪い点
- 入手困難。身近なスーパーやコンビニなどではなかなか手に入らない
- 酸味が強いものもあり、すっぱいものが苦手だと飲むのが大変
- 砂糖で甘く味付けされているものは、カロリーオーバーや血糖値の上昇が気になる
クランベリーは安全性の高い食品!しかし飲みすぎは禁物
クランベリーの実は、長年、食品として人々に摂取されてきました。
常識的な範囲内でクランベリージュースを飲んでいけば、体に良いし美容健康にも効果的です。
繰り返し安い尿路感染症の再発予防としても期待ができます。
とはいえ、クランベリーは薬ではなく、食品です。
「今まさに膀胱炎で苦しい、すぐにでも治したい!」というかたは、迷わずお医者さんへ行きましょう。クランベリージュースを飲めばすぐに膀胱炎が治るわけではありません。
また、どんな食品でもそうですが過剰摂取は禁物です。
飲みすぎておなかを壊しては本末転倒。毎日、適量を飲み、継続が大切です。
クランベリージュースの酸味が苦手!おいしく飲む方法はない?

クランベリージュースのすっぱさをやわらげ、おいしく飲む方法は?
クランベリーの実は、とてもすっぱく、酸味が強いことでも有名です。
酸味の強いクランベリーを使ったクランベリージュースは、かなりすっぱい飲み物です。
クランベリー100%果汁のジュースだと、すっぱすぎて飲めない!というケースもあるかもしれません。
クランベリージュースの酸味をやわらげるには、「ちょい足しレシピ」でアレンジすると口当たりがよくなり飲みやすくなります。
ちょい足しする食材は、以下のようなものがあります。
ハチミツ
ハチミツを混ぜることによって、味がマイルドになります。ハチミツは美容にもよい食材なので、ぜひ取り入れてみてください。
炭酸割り
クランベリージュースは炭酸とも相性が良いです。すっきりしたのど越しになり、飲みやすくなります。
ヨーグルトに混ぜる
ヨーグルトにフルーツを入れたりハチミツをかけるとおいしさが倍増しますが、クランベリージュースもヨーグルトと合います。
ヨーグルトの白と、クランベリーの赤が美しく混ざるので見た目にもキレイです。
オレンジジュースで割る
他の果汁ジュースと混ぜ合わせることによって、フルーティな味わいになります。オレンジジュース以外の飲料――りんごジュースなどとミックスしても◎
その他、豆乳割りやアルコール割り、スムージーにまぜるのもおいしいです。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
膀胱炎の予防対策5か条!再発防止のために知っておきたいこと
繰り返しがちな膀胱炎。
あの独特のいや~な苦しさ、痛みは耐えがたいものです。
そんな膀胱炎の再発を防止するために、日々の生活の中で出来ることを5点ご紹介します。
膀胱炎予防対策①トイレはガマンしない
「トイレを我慢しないこと」――基本中の基本ですが、これがなかなか難しい方も多いのではないでしょうか。
仕事でなかなか席を外せなかったり、外出先でお手洗いが見つからないなど、ついつい我慢しがちになりますが、おしっこを我慢しすぎてしまうと膀胱の血流が悪くなり、膀胱炎再発のもとになってしまいます。
膀胱炎予防対策②からだを冷やさない
膀胱の温度は、人間の体温よりも高いことがほとんど。
しかし、からだが冷えることによって膀胱の温度が冷えてしまうと、細菌が繁殖しやすい環境になってしまい、結果として膀胱炎が再発してしまいます。
女性はとくに冷えやすい体質のかたも多いので、1枚多く服を着るようにしたり、おなかを冷やさない工夫をして冷え対策をしていきましょう。
膀胱炎予防対策③疲れ、ストレスをためすぎない
からだに疲れがたまってくると、病原菌に対向する抵抗力が落ちてきます。
元気なときは多少の細菌も流してしまうことができるのですが、風邪や疲労などで調子をくずしてしまったときは要注意!
なるべく早く休息をとり、体力の回復を心がけていきましょう。
膀胱炎予防対策④清潔を保つ
膀胱炎の主なる原因は、細菌が発生し炎症を起こすことです。
女性はとくに体の構造上、膀胱に細菌が進入しやすい傾向があるため、尿道付近の清潔を保つことは重要です。
お手洗いのあとは、トイレットペーパーで前から後ろに拭くようにする、お風呂やシャワーで体を清潔に保つ、下着もこまめに替えるなどの対策をしていきましょう。
膀胱炎予防対策⑤水分を多めに摂る
水分はなるべく多めに摂るのが、膀胱炎の再発防止におすすめです。
排尿によって、膀胱の細菌を排出することが大切。お水やお茶で水分をこまめに補給しましょう。
膀胱炎になると頻尿になるので水分を控えてしまう人もいるのですが、それでは細菌が膀胱に長くとどまってしまうので、逆効果
引用: 女医 大森真帆のコラム
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