PR

炭酸パックが効果ない、肌に悪いと言われる3つの理由と対処法

炭酸パックが効果ない、肌に悪いと言われる3つの理由と対処法

美容に良いとされる炭酸パック。

いざ使ってみたけれど「効果がない」「吹き出物が出てしまった」と悲しむ声もあります。

この記事では、炭酸パックが効果なし・肌に悪いと言われる理由、本当に効果がある炭酸パックの選び方についてお話します。

【炭酸パック効果なし①】肌荒れした、ニキビが増えた

【炭酸パック効果なし①】肌荒れした、ニキビが増えた

炭酸パックを使ったら「肌が荒れてしまった」「ニキビが増えた」という声も、少なからず聞こえてきます。

炭酸パックで肌荒れする原因は、以下の要因が考えられます。

美容、保湿成分がニキビ菌の栄養になってしまう

炭酸パックは、お肌のキメ、ツヤを整えてモチモチの保湿された肌に近づけるよう、美容保湿成分が豊富に配合されています。

肌にとっては嬉しい効果であることがほとんどですが、肌質によっては多すぎる美容保湿成分がニキビ菌の栄養となり、思わぬ肌荒れにつながるケースも。

美容、保湿成分のイメージ

ニキビ菌はオイリーな環境を好むため、特に脂性肌さんは注意。脂性肌の人は通常、皮脂の分泌量が多い傾向があります。

炭酸パックによる刺激が呼び水となり、皮脂腺がさらに刺激され、さらなる皮脂の過剰分泌が引き起こされる可能性があります。

過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、ニキビの発生を促す場合があります。

パックで肌摩擦が起きる

炭酸パックを行うときは、スパチュラでお顔にジェルを塗ったり、パック後にジェルを取り除く、剥がすなどし、その後、さらに保湿ケアを行います。

何度も繰り返し肌を触るため、肌を摩擦する回数が増加し、その結果、肌の炎症や吹き出物発生などのトラブルを招く可能性があります。

そもそも成分が肌に合っていなかった

炭酸パックに含まれる成分は、一部の人にとってアレルギーを引き起こす可能性があります。

美容にいいとされるエキス系の成分は、特定の植物に過敏な人には逆効果です。

肌に合わないアレルギー成分が配合されていた場合、炎症やかぶれ、かゆみを引き起こす恐れがあります。

【炭酸パック効果なし②】肌に良い変化を感じなかった

【炭酸パック効果なし②】肌に良い変化を感じなかった

「炭酸パックをスキンケアに取り入れたけど、これといった効果がなかった」という声も、よく目にします。

【炭酸パックの悪い口コミ①】
血行促進やトーンアップ効果を期待して、高い炭酸パックを購入。
でも、これといった効果は感じず。
使ってみて肌に変化が現れなかった。ちょっとがっかり。
【炭酸パックの悪い口コミ②】
炭酸パックを使ってみたけど、正直イマイチだった。
私の肌には、あまり変化が現れなかったなぁ。
【炭酸パックの悪い口コミ③】
炭酸パック使ったけど、私には全然ピンとこなかった。
もっと、目を見張るような変化があると思ってた。

炭酸パックで効果を感じにくい理由は、以下のような要素が考えられます。

「炭酸ガスパック」ではなく「炭酸パック」を使っていた

炭酸パックは、

  • 泡で5分程度パックするタイプ
  • 使う前に2つの材料を混ぜ合わせて、新鮮な炭酸をその場で発生させてから30分くらいパックするタイプ(ジェルパック)

など、「炭酸パック」とひとくちにいっても大きな違いがあります。

泡タイプの炭酸パックは手軽い使える反面、炭酸濃度、炭酸の発生時間もソコソコで、パック時間も短く、効果もそれなりです。

いっぽう、2剤を混ぜ合わせて「炭酸ガス」でケアするタイプの炭酸ガスパックは、高濃度で新鮮な炭酸でスキンケアできるため、パック時間も長めに取れ、肌への効果が期待できます。

炭酸濃度(ppm)や炭酸発生時間(パック時間)をチェック!

炭酸濃度は「1000ppm」など、ppmの単位で記されます。

一般的に炭酸パックの高濃度といわれるppmの数値は、1000 ppm(0.1%)から3000 ppm(0.3%)程度の濃度です。これ以上の濃度の炭酸ガスパックもたくさんあります。

製品の濃度情報は、商品のパッケージや説明書、メーカーのウェブサイトなどで確認できる場合がありますが、濃度を開示していないメーカーもあります。

炭酸ガスは揮発性が高く、長時間はもちません。よって、高濃度の炭酸ガスパックを選ぶ場合は「パック時間」や「炭酸ガスが発生する」の表記があるか? などをチェックしましょう。

炭酸パックに劇的な効果を期待しすぎていた

「炭酸パック」は数百円で買えるものから、1パックあたり2000円を超える高級なものまで多くの種類が開発されています。そんな中で、お高い炭酸パックを奮発して買ったのに、効果がなかったのであればガッカリですよね……。

炭酸パックの値段が高ければ高いほど、肌に劇的な効果を求めるのは仕方ないことですが、価格から想定した「炭酸パックへの期待感」が思ったほどではなかった場合「炭酸パック効果なし」とネガティブなレビューに繋がる傾向があります。

【炭酸パック効果なし③】パチパチ、シュワシュワせず、効いている感じがしない

【炭酸パック効果なし③】パチパチ、シュワシュワせず、効いている感じがしない

「炭酸」というと、パチパチ、シュワシュワと泡がはじけるイメージが強いですよね。

ただ、炭酸パックにおいては、パック中に泡が出ない、パチパチした刺激感がない商品も多いです。

となると、

「炭酸」と書いてあるのにパチパチしない=効果がない?

と心配になりますが、実際はパチパチ感がなくても、炭酸は生まれています。

炭酸がシュワシュワと泡立つする理由は、炭酸ガスという気体が液体に入っているから。炭酸ガスは液体に溶けると小さな気泡になって上がっていきます。

上がってきた気泡が集まって泡になると、シュワシュワとした感じが出てますが、この「気泡」や「パチパチ感」は、炭酸が抜けているときの感覚でもあります。

炭酸コスメの見分け方のポイントになってくるのが「パチパチと炭酸の泡が弾けないこと」です。肌の上で炭酸がパチパチ弾けてしまうと、空気中に炭酸が逃げてしまいます。

引用:美容効果の高い炭酸コスメの見分けについて

炭酸のパチパチした感覚はなくても、炭酸は発生しているので安心して大丈夫です。

炭酸パックの本来の効果

炭酸パックの本来の効果は「肌の新陳代謝機能のサポート」です。

炭酸パックのメカニズムは、下記の働き(ボーア効果)によるもの。

  1. 炭酸ガス(二酸化炭素)を肌に送り込み、肌に酸欠状態を作る
  2. 酸欠を感じた脳が「肌に酸素を送らないと!」と指令を出す
  3. 肌に酸素が送られる
  4. 肌の新陳代謝が活発になり、血行がよくなる

炭酸ガスは肌に接触すると、一時的に血管を広げる作用があります。これにより、血液や酸素の循環が促進され、肌細胞に栄養が行き渡ります。

また、炭酸パックには保湿成分や美容成分が含まれるため、潤いアップ、肌のキメやツヤを整える、肌のどんより感にアプローチするなど、嬉しい効果に期待が持てます。

本当に効果がある炭酸パックの選び方

本当に効果がある炭酸パックは、

  1. 高濃度の炭酸が発生する炭酸パック
  2. 使用直前に1剤2剤混ぜ合わせ、新鮮な炭酸を発生させるタイプの炭酸パック(ジェルタイプ)

上記2点に注目して炭酸パックを選ぶと、肌への良い効果を実感しやすくおすすめです。

皮膚科医の友利新先生は、ご自身のYouTubeチャンネル内で、皮膚科の目線から見た炭酸パックの選び方を紹介されていましたが、高濃度の炭酸を肌に乗せると血流が良くなる旨を話されていました。

炭酸パックは本当に効果的かを解説します!

また、高濃度の炭酸を使うと、皮膚のバリア機能が一時的にちょっとゆるんで、次に使う化粧品の浸透が良くなるというメカニズムが解説されていました。

毎日使わないと効果ない?

炭酸パックで効果を感じるための使用頻度には個人差があるため、一概に「毎日使ったほうがいい!」「週1でOK」との判断はしにくいです。

肌状態の底上げがある程度進んでおり、ターンオーバーが正常であれば毎日使わずとも、定期的な使用(週に1~3回程度)で、良いでしょう。

炭酸パックを使いはじめたばかりのころで、肌のごわつき感やどんより感が気になる場合は、連日の使用で集中ケアを取り入れるのが効果的です。

炭酸ガスパックの使用説明書でも「使いはじめの頃は、10日間、毎日使ってください」とアナウンスしている商品が多いです。

例外として、炭酸の刺激で肌に赤みが出やすい人や、高濃度炭酸のピリピリ感が気になる人は、毎日の使用は逆に控えたほうがいいです。

肌の状態に合わせて、使用頻度を調整しましょう。