ナイトブラとスポーツブラの違いについて。
- ナイトブラを、運動用に使えるのか？
- スポーツブラを、寝る時のブラにしてもいいか？
- 昼用のブラジャーは、ナイトブラやスポーツブラの代用品になるか？
【先に結論】
ナイトブラ、スポーツブラ、昼用ブラは、それぞれのシーンを想定した機能が盛り込まれているため、兼用には向きません。
ナイトブラとスポーツブラの違い
ナイトブラはシンプルなデザインが多く、パッと見た感じではスポーツブラと似ています。
そのため「ナイトブラを運動時にも使っていいのかな？」と疑問に思った人もいるでしょう。
そこで、ナイトブラとスポーツブラの違いを簡単に表にまとめました。
| ナイトブラ | スポーツブラ | |
|---|---|---|
| 着用タイミング | 睡眠時を想定 | 運動時を想定 |
| 効果 | バストのホールド （睡眠時） |
バストのホールド （運動時） |
| 特徴 | 全方位からサポート | 下向きの重力に強い |
| 着圧 | 優しめなものが多い | 強めなものが多い |
| 布面積 | 布面積が広いものが多い （脇肉、背肉のカバー） |
布面積は標準 （動きやすさ重視） |
| 通気性 | 良い | 良い |
こうして見比べてみると、ナイトブラとスポブラでは特性が全く異なると分かります。
ブラジャーの本来の目的である「バストのサポート（ホールド）をする」という点には変わりありません。しかし、
ナイトブラはおやすみ時のバストを優しくホールドする、対してスポーツブラは体の激しい動きにつられてバストが動き回るのを押さえつけるがごとくホールドする役割を持ちます。
室内での軽いストレッチや、ヨガなどの上下運動が激しくない動きをするときはナイトブラでもバストはキープされます。
ですが、激しめのスポーツをする場合は、スポーツブラを着用したほうがバストを守る力の恩恵を受けやすいです。
ナイトブラとスポーツブラを上手く使い分けて、バストの型崩れに備えましょう。
ナイトブラとスポーツブラは昼用のブラジャーで代用できる？
日中用のブラジャーは、ナイトブラやスポーツブラの代用品にはなりません。
昼用のブラ「日中の動き」を想定した作りになっています。
歩いたり立ったり座ったりする人間の動きに対応できるよう、ワイヤーが入っていたり、金具、ホックがついているため、睡眠時や運動時に使うと締め付けや苦しさを感じやすいです。
ナイトブラは昼間でも使える？
ナイトブラの中には、昼夜兼用でタイミングを問わずに使えるものも多く存在します。
市販のナイトブラも、ほとんどが昼夜兼用で着用可能です。
昼用のブラジャーは下向きのダメージに対してバストをサポートしますが、ナイトブラは上下左右、全方位からバストを優しくサポートします。
また、就寝時に寝苦しくないように設計されているため、昼用ブラと比べて着心地がよいものが多いです。
以下に、ナイトブラと昼用ブラジャーの主な違いをまとめます。
| ナイトブラの特徴 | 昼用ブラの特徴 | |
| バストのサポート | バストの動きを全方位からサポート | 重力によるバストの下向きダメージ（バストの垂れ）対策に対応 |
| 設計の違い | 寝ている状態を意識した設計 | 直立体勢を意識した設計 |
| 生地、つけ心地 | 通気性や伸縮性がよく快適な生地が多い | レースやワイヤーなどが使われており、伸縮性はそれほど高くない |
ナイトブラ（夜ブラ）は睡眠時にバストを全方位から支える機能があります。
パワーネットやバストの横流れを防ぐシリコンのストッパーが付いているものも多く、昼用ブラでは見られない、360度全方位からのバストサポート機能が搭載されています。
その他のナイトブラの機能では、ノンワイヤー、脇高設計、着圧効果などがあります。
最近では「ナイトブラを昼用ブラとして併用している」「ナイトブラをスポーツジムでも使っている」という口コミも多く見かけるようになりました。
上下の動きが激しい運動を行うときは、下にかかる重力からバストを守るためにスポーツブラやワイヤー入りの昼用ブラの着用が好ましいですが、そんなに動き回らないときや、部屋にいるときのルームブラとして使うぶんには、ナイトブラでも遜色ない性能のものが多いです。
「昼用ブラは苦しくて苦手」「ナイトブラと昼用ブラを兼用して、下着の管理をラクにしたい」という人にもナイトブラの日中使用はおすすめです。
活動量が多くない日は、ナイトブラでもある程度、バストサポート可能。