動物霊がついている人の特徴についてのお話です。
- 犬や猫、キツネなどの動物霊が憑依すると、どんな症状が出るのか?
- あの人、動物霊に憑かれてない?
- これって動物霊?
- そもそも、動物霊って何?
当コンテンツは伝承や寓話、個々の信念など、いわゆる「ふわっとしたもの」に基づく場合があります。信じるかどうかは、あなた次第です。
動物霊が不安な時の参考にしてください。
動物霊とは
動物霊とは、死んでしまった動物、あるいは動物の生霊が「霊魂」となって現れた状態を指します。
もしくは「人間の挙動が、さながら動物のように見える状態」を「動物霊に憑かれた」と表現します。
「動物霊」の3つのパターンに分けると……
順にチェックしてみましょう。
亡くなった動物が成仏しきれず、幽霊になった状態
この世に未練を残したまま亡くなった動物や、恨みを持った状態でこの世を去った生き物が、無念のあまり成仏しきれずに幽霊――「動物霊」になるケースがあります。
生前に人間に迫害されていた場合や、しっかりと供養・埋葬してもらえなかった場合は、現世に執着が残るため、よくない霊になってしまいます。
動物の生霊
生命を失った人だけでなく、この世にまだ命がある動物が「生霊」となって人に取りついたり、霊障を起こすケースもあります。
危害を加えられているペットの恨みがエネルギーとなり、悪さを引き起こす、人間を苦しめるなどの状態です。
また、自然の中で不慮の事故に遭い、命の灯が消えかかっている動物が、人に助けを求めるために生霊――「動物霊」となる場合があります。
人間の挙動が、さながら動物のようにみえる状態
「あの人にはキツネが憑いている。なぜならば、前は人を騙すような人ではなかった」など、生きた人間の言動が、以前とはまるで別人のように見える状態を「動物に憑依された状態」と捉え、「動物霊に憑かれた」といいます。
動物霊に憑かれた人は、性格や言動が豹変します。「優しかったあの人が、急に荒々しい性格になってしまった」など、人が変わってしまったような状態になったときは、動物霊に憑かれている可能性が高いです。
動物霊がついている人の特徴
動物霊に憑かれた人は、理性が欠如した「動物のような行動」「動物のような暮らし」「動物のような考え方」をするようになります。
感情のコントロールができなくなる
動物霊に憑かれると、感情や行動のコントロールができなくなります。
- 冷静な判断を下せない
- イライラする時間が増えた
- 以前よりも、ヒステリックになった
- 以前よりも、ネガティブになった
- 嘘をついて、人をだますようになった
- 人を見下したような、高圧的な態度に豹変した
はたから見ると「突然、人が変わってしまったよう」に見えます。
行動のコントロールができなくなる
動物霊に憑かれると、行動のコントロールがきかなくなります。
欲望をガマンしたり、節制する概念が欠如するため、以下のような状態に陥ります。
- お金を無駄遣いする
- ギャンブルにハマってしまう
- お酒を飲みすぎてしまう
- 異性関係に節操がなくなる
- しつこい言動が多くなる
- 食欲が止まらなくなる
- 身だしなみが気にならなくなる
- 汚部屋でも平気で過ごせるようになる
- 怠慢になる
目に見えて「だらしない生活」になった場合は、動物霊に憑かれたサインかもしれません。
目つきが悪くなる
動物霊に憑かれると、目つきが悪くなり、人相も悪くなります。
- つり目になり、意地悪そうに見える
- 目がギラギラしたり、血走ったりする
- 表情に「穏やかさ」がなくなる
野生動物が獲物を狙うような目つきをイメージすると分かりやすいかもしれません。
不潔、不衛生が気にならなくなる
動物霊に憑かれると、多少の不潔感が気にならなくなり、不衛生な住環境でも平気で過ごせるようになります。
掃除や洗濯、身支度なども面倒になるため、以下のような症状が顕著になります。
- 獣のような体臭になる(くさくなる)
- 何日も同じ服を来て過ごしても平気
- 部屋は散らかる一方
- むしろ、綺麗な部屋は落ち着かない
動物は、本能的に自分の匂いをマーキングにより残したいと考えているため、お風呂や清潔すぎる環境を嫌います。
動物霊に憑かれると、同様に、入浴すらも煩わしく思えてきて、掃除や身支度が億劫になります。
食べ物の好み・食べ方が変わる
動物霊に憑かれると、食べ物の好みがガラリと変わることがあります。
お肉ばかり食べるようになったり、逆に野菜類ばかりを求めたり。
肉食動物のに憑かれた場合は肉類を、草食動物に憑かれた場合は草っぽいものが欲しくなるためです。
また、食事時の「食べ方」も、以前と比べてワイルドになります。
- ガツガツ食べるようになった
- クチャクチャと音を立てて噛むようになった
- ズルズルと音を立てて飲むようになった
- 口の周りがベトベトでも気にならない
- 固形物を、よく噛まずに飲み込む
- 食事前に手を洗わずに食べる
- 床に落としたものも、拾って洗わずに食べる
食の好みや、食事時の所作が動物的になった場合は、動物霊が憑いてしまった可能性があります。
動物霊の種類(犬、猫、蛇、狐、狸など)
「動物霊」とひとくちに言っても、種類はさまざま。
ここからは、代表的な動物霊の種別ごとに、現れる症状を見ていきます。
犬(いぬ)
犬の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 体臭が動物的(獣のような匂い)になる
- 肉食中心になる
- 他人を、上下関係で見るようになる
(強い上司の前では急におとなしくなる等) - うまくいかないことがあると大きな声を出し、攻撃的になる
犬はペットとしても飼われる、とても可愛い動物ですが、動物霊として見るときは、犬のネガティブな面、悪い面がクローズアップされ表面化します。
体から獣臭が出て、弱者には強気に出る、反して、強い者には媚びへつらうなど、主従関係をベースに態度を変えるようになった場合は、犬の動物霊を疑います。
飼っていた犬が人間に取り憑くのではなく、まるで犬のような状態になるのが「犬の動物霊がついている」状態です。
猫(ねこ)
猫の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- わがままな言動が増える
- 気分がコロコロ変わる
- 他人の気持ちに無頓着になる
猫は自由奔放で、気ままな動物である場合が多いです。
同様に、猫の動物霊に憑かれると、他人を捨て置いてでも自分の気持ちを押し通すようになり、はたから見ると「わがままになった」「気分屋になった」などの印象を与えます。
気まぐれな立ち振る舞いは時としてミステリアスな悪魔的雰囲気を醸し出しますが、時と場合によっては、ただ迷惑な人として人から敬遠されてしまいます。
蛇(へび)
蛇の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 執着心が抑えられない
- しつこい言動が増える
- 異性関係が乱れる
「蛇のようにしつこい」という言葉がありますが、獲物を自らの身体でグルグル巻きに拘束し、丸呑みして消化するのが蛇――そして、蛇に憑かれた人も、人や物への執着心が強烈になり、自己中心的になる傾向があります。
好きなった相手を執拗に付け回す、なにがなんでも手に入れたいと思う、そのために手段を選ばなくなるなど、対象物に対する、ただならぬ執着が抑えられないときは、蛇に憑かれたサインかもしれません。
狐(きつね)
狐の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 平気でウソをつくようになる
- 人をだますのが楽しくなる
- つり目になり、きつい印象を与える顔になる
おとぎ話では、人を化かす動物として登場する「狐」。
狐が憑くと、他人を騙しても何とも思わなくなる、むしろ、ウソをついて人を振り回すのが楽しく感じるようになります。
イラストなどで描かれる狐は「つり目」であることも多いですが、まさに、狐に憑かれた人は目がキュッと吊り上がった、意地悪な印象になります。
狸(たぬき)
狸の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 人をだますのが楽しくなる
- いろいろ、どうでもよくなる
「タヌキに化かされた」という表現があるように、狸は人を騙して、それを楽しむ――つまり、狸に憑かれると同様に、人が騙されている姿に快楽を覚えるようになります。
また、狸に憑かれると、いろんなことが面倒になる場合も。
お風呂に入るのが面倒、朝起きるのが面倒、動くのが面倒、何もかも面倒と、ぐうたらした生活を送るようになったら、狸憑きを疑います。
猿(さる)
猿の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 好奇心が旺盛になりすぎる
- ずる賢くなる
猿は身軽で、行動力があり、知力も高い動物です。
そんな、猿の動物霊に憑かれると、さまざまな物事に対して好奇心が限界突破し、あらゆることに首を突っ込み、持前の高い知能、計略をもって上位に立とうとするなど、狡猾な性分になります。
鳥(とり)
鳥の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 人の話を聞かなくなる
- 絶え間なく、しゃべり続ける
- 知能が下がる
- 大事な物事も、人任せにする
鳥といっても、さまざまな種類があるので、上記は、代表的な症状です。
鳥の動物霊に憑かれると、人の話をさえぎり、自分の主張をひたすら話す、いわゆるマシンガントークを繰り広げるようになります。
また、記憶力も下がり、人との約束を覚えていられない、簡単なことを思い出せなくなる、など、まさに「3歩歩くと忘れる」ような状態に陥ります。
その他、鳥の抱卵(自分以外の巣に卵を産み、育てさせる)や、巣にエサを貯めこむなどに似た状態が出ることも。
面倒を避けるために他人を使いまくる、人のものを欲しがる、人から借りたものを自分のものにしてしまうなど、他人を尊重できなくなったときは、鳥が憑いているサインの可能性があります。
鼠(ねずみ)
鼠の動物霊に憑かれた人は、次のような状態になります。
- 汚い場所が平気になる
- 臆病になる
鼠は、不衛生な場所でも、ある程度は生存できる小動物です。
同様に、鼠に憑かれると、部屋や家など住環境が不衛生でも気にならなくなる、お風呂に入らなくても平気になる、洗濯していない服を何日も着るなど、自身の衛生状態に無頓着になります。
その他、鼠が憑くと、何事に対してもビクビクした状態が続くなどの場合もあります。
暗い場所、不衛生な場所で何かに怯えながら過ごす状態が続いた場合は、鼠憑きを疑います。
動物霊に憑かれやすい人の特徴4つ
動物霊に憑かれやすい人の特徴は、以下の通り。
- 生活習慣が狂っている
(暴飲暴食、睡眠が安定しない、運動不足など) - 不衛生な住環境
- ストレスが多い
- 人と自分を比べる性分
食生活が乱れていたり、睡眠不足、あるいは寝すぎ、そして運動不足の状態が続くと、生活習慣が狂い、心身の状態が乱れます。
身心の状態が乱れると、身だしなみを整えたり、部屋の整理整頓、やるべきことの優先順位をつけるのが苦手になります。すると、住環境が劣悪になり、心が負のエネルギーで満ちていきます。
そんな「負のエネルギー」が表面化し、動物霊になります。
心がマイナスのエネルギーで満ちると、軽いストレスもネガティブに考えてしまい、常に人と自分を比べて憂鬱になったり、勝ち誇った気分になるなど、情緒が安定しなくなります。
こうなると、動物霊による負の連鎖はさらに大きくなります。
「動物霊は祓いにくい」と言われるのは、こうした連鎖があるためです。考え方や、自身の生活環境が動物霊に大きく関わるため、他人では祓いにくいとされます。
動物霊の祓い方
動物霊を祓いたい場合は、身の回りの環境を整えるのがおすすめ。
動物霊は、汚い場所が大好物だからです。具体的には、
- 部屋の整理整頓をする
- 部屋の換気をする
- 部屋の拭き掃除をする
長年、使っていない不用品は処分しましょう。
処分して、空いたスペースを、雑巾で丁寧に拭きあげてサッパリさせます。それから、
- お風呂に入り、体や髪を洗う
- モノが減り、すっきりした部屋で、しっかり眠る
- バランスのよい食事を取る
- 運動する。散歩程度でもOK
意外と普通の方法ですが、これがいちばんです。お金もほとんど、かかりません。
「動物霊の祓い方」というと、念仏を唱えて塩を置き、お線香を焚く――などを想像しがちですが、たいていの場合において、動物霊は住環境を変えてしまえば、症状が軽くなります。
部屋や自身を整えたのに、動物に憑かれていると感じる場合
「部屋はキレイに整えし、人を妬んだり、恨んだりするようなこともしていない」
「良くないものがいる場所」にも行った覚えはない
――など、あらゆる手を尽くしたのに霊障が出る場合は、霊能者や霊媒師への相談するようにしましょう。