エジプトのお守りに「スカラベ」をかたどったアクセサリーや置物があります。
- 「スカラベ」とはそもそも何か?
- スカラベが縁起がいいとされる理由
- スカラベのお守りを持ったときの意味(ご利益)
- スカラベのお守りが買える場所
今回は、スカラベのお守りについてのお話です。
スカラベとは
「スカラベ」とは、昆虫(甲虫類)の一種です。
日本には生息していないので、聞きなれない名前ですが、エジプトにおいて、とても縁起がいいとされ崇められています。
「フンコロガシ」「タマオシコガネ」とも呼ばれ、獣糞を丸めて転がす動きが特徴的です。
スカラベは「再生」「創造」「復活」の象徴
スカラベが糞玉を転がして運ぶ様子は、東から西へと運行する「太陽」の動きをイメージさせるためし、「再生の象徴」とされます。
また、スカラベが運ぶ糞玉から、スカラベが産み付けた卵が孵化するため、生命の誕生を意味する「創造」「復活」の象徴ともされます。
古代エジプトでは「死」は「新たな生」への準備期間と考えられており、「再生」と「創造」は、まさにこの輪廻をイメージさせるため、スカラベが神聖視され、神格化されました。
死者の再生を願うため、ヒエログリフにスカラベの形態が刻まれたり、副葬品としてスカラベをかたどったアイテムを埋葬など、さまざまな風習も生まれました。
スカラベは「ケペラ神(太陽神)」の化身
再生・創造を象徴するスカラベは、日輪の回転を司る「太陽神ケペラ(ケプリ)」の化身といわれます。
ケプリ(Khepri、Chepri)、またはケペラ(Khepera、Kheper、Khepra)は、エジプト神話における太陽神ラーの形態の1つであり、日の出を表している
太陽神は「朝はケプリ、真昼はラー、夕方はアトゥム」の3つの形態があり、太陽神ケプリは、スカラベ の姿で表されます。
エジプト カルナック神殿のスカラベ像
現在も、エジプトではスカラベは神聖な昆虫として愛されています。
エジプト・ルクソールにあるカルナック神殿には、大きなスカラベの像が今でも鎮座中です。
ちなみに、カルナック神殿のスカラベ像の周りを左周り(反時計回り)に3回ぐるぐる回ると、願が叶うジンクスがあります。
スカラベのお守りの意味やご利益
スカラベのお守りを持つと、幸運、縁結び、商売繁盛、金運アップなど、ご利益や加護が得られるとされます。
スカラベは再生や創造を意味・象徴するため、形態を模したお守りも、人生の変化や困難を乗り越え、新しい可能性を開く開運アイテムとして人気です。
スカラベをかたどったアイテムは、ネックレスやブローチなどのアクセサリーや、護符、置物で日常的に用いられています。
スカラベのお守り、置物、アクセサリー
現代においてもスカラベをかたどったお守りは愛され続けています。
スカラベのお守りや置物、アクセサリーは、エジプトのお土産やさんのみならず、日本でも、ジュエリーショップや世界の雑貨を扱ったお店、スピリチュアルアイテムを扱うネット通販でお取り寄せ可能です。
【置物】聖甲虫スカラベ
開運アイテムショップ「たまふりや」が取り扱うスカラベの置物。
「大きさがちょうどいい」「重厚感がある」と、口コミでも人気のスカラベお守りです。
【チャーム】スカラベ小
縦12ミリ、横9ミリ程度の、小さくてかわいいスカラベのチャーム。
「小さいのに精巧な作り」と好評です。
【ペンダント】スカラベのシルバーアクセサリー
スカラベがモチーフのシルバーアクセサリー(ペンダント)
自分用のお守りにしたり、大切な人へのプレゼントに◎
【彫刻】スカラベ小型フィギュア
スカラベの小型フィギュア、コールドキャスト樹脂製。グリーン&ゴールド。
長さ4.25インチ x 幅2.5インチ x 高さ1.5インチ。
手書きで彫刻されており、置物にもなるコレクションアイテムです。