冷蔵庫は普段から、色々な電気音を出しています。
最近の冷蔵庫は、静音設計で静かな機種も多く、低振動のものが増えてきてはいます。
しかし、それでもときどき、ものすごく大きな音を出すことがあります。
静かだった冷蔵庫が、夜中に突然「ウィィィン……」と低音でうなり出して、びっくりした経験はありませんか?
では、どうして冷蔵庫は、ときどき大きな音を出すのでしょうか?
冷蔵庫からときどき出る大きな音は、コンプレッサーが温度調節をしている音
冷蔵庫には、コンプレッサーと呼ばれる機器が設置されています。
コンプレッサーとは、気体の圧縮機。冷媒となる気体を圧縮させることにより、冷蔵庫内を冷やしています。
コンプレッサーとは別名「空気圧縮機」とも呼び、その名の通り空気を圧縮し、空気圧を利用するための機械です。
引用:コンプレッサーとは(日立)
冷蔵庫内の室温を一定に保つため、コンプレッサーは起動したり停止したりを繰り返します。
この、コンプレッサー起動時や停止時に音が出てしまうため、突然音が鳴るのです。
コンプレッサーが稼働すると「ブーン」と低い音が鳴ります。作動時にうなり音が鳴りますが故障ではありません。コンプレッサーが通常運転に戻れば、冷蔵庫は静かになります。
冷蔵庫内の温度が安定すると、コンプレッサーが通常運転(もしくは省エネ運転)に戻り、音が小さくなります。
引用:「ブーン」と大きな音が出たときの対処方法(日立)
その他、冷蔵庫の機能によっては、霜取運転中やチルド室を真空状態にするときにブーンと音が響く場合があります。
冷蔵庫の音が「カラカラ」「ガタガタ」の場合
「ときどきではなく、常に冷蔵庫がうるさい」
「以前と比べて、冷蔵庫の音が大きくなった気がする」
「冷蔵庫の騒音が鳴りやまない」
という場合は、コンプレッサー以外が原因の可能性が高いです。(温度調節が役目のコンプレッサー音の場合は「ブーン」と低音が響く)
故障かなと感じた場合は、メーカーに問い合わせてください。
冷蔵庫の音「カラカラ」の場合
ファンに異常を疑います。
ファンに霜がついて、回転の障害になっている、ファンそのものが劣化している等
冷蔵庫の音「ガタガタ」の場合
設置場所を変える、または冷蔵庫の上や横に置いてあるものを無くすと、ガタガタ音がおさまる場合があります。
冷蔵庫の音「チョロチョロ」の場合(水が流れる音)
冷蔵庫を冷やすときや、冷蔵庫の室内に付いた霜を取る機能が稼働すると、冷やすための冷媒が流れるため「チョロチョロ……」といった水の音がします。故障ではありません。
冷蔵庫の音「ピシッ」の場合
冷蔵庫室内は温度変化が激しいと、きしみにより「ピシッ」と音がします。
チルドルームが真空になったときも、きしみが起きやすいです。