スーパー西友に行ったら、ナッツとドライフルーツがセットになったおつまみを見つけたので買ってみました。
- ナッツはからだにいい
- ドライフルーツはからだにいい
ということは、→ナッツとドライフルーツで、からだにいい夢のコラボレーション?
という安直な志向で、おやつを決定。
ドライフルーツって、きらきらして綺麗ですよね。見てるだけでも楽しい。
しかし! このドライフルーツに関してはちょっとばかり、気になることがありまして。
当該商品の成分表示。
原材料名を見ていくと、レーズン、カシューナッツ、アーモンド、パイナップル、クランベリーはまあいいとして、
ひょ……漂白剤?
漂白剤(亜硫酸塩)!?
なにこれ、こわい。
漂白剤って、キッチンや洗濯で汚れ落としに使うアレのことですか?
湯のみの茶しぶやら、シャツにこぼしたカレーうどんのシミを抜くときに使う、あの漂白剤ですか?
原材料名のいちばん下の部分にチョロっと申し訳なさそうに「漂白剤(亜硫酸塩)」と書いてあるのも、怖さを倍増させます。
この漂白剤(亜硫酸塩)、果たして人体にいいものなのかどうか、怖すぎたので調べてみました。
ドライフルーツの亜硫酸塩(漂白剤)は毒性が高い!?
さて。ドライフルーツの「亜硫酸塩」について、いろいろ調べてみたのですが。
ちょっとリサーチしただけでも、この亜硫酸塩は、賛否両論の意見がある様子が見てとれました。
- 亜硫酸塩(漂白剤)は毒性の高い食品添加物である
- ドライフルーツは感想させると色が悪くなって見た目が残念になり、売り物にならなくなるため、見た目をキレイに保つために漂白剤を使っている
- 亜硫酸塩はワインの酸化防止剤としても使われているが、安いワインを飲んでアタマが痛くなる人がいるのは、この亜硫酸塩がからだに悪いほうへ作用しているせい
- 動物実験で食べさせたところ、ウサギが××○▲……(以下検閲により削除)etc……
などなど。不穏な空気の実験情報もあれば、「大量に摂取しなければ問題ない」という記述もあり。
亜硫酸塩入りのドライフルーツを食べるか、食べないか? については、個人の判断によるところが大きそうです。
個人的見解としては、こうしてスーパーで市販されているんだから、大量に食べ過ぎなければいいんじゃないかと安直に考えてしまうけれども、漂白剤を体内にとりこんでいると思いながら食べると、なんとなくおいしさが半減されるのが切ない。
ではどうするか?――そうだ、ドライフルーツの亜硫酸塩、除去すればいい!
ドライフルーツの亜硫酸塩、除去方法は?
ドライフルーツの亜硫酸塩(漂白剤)による弊害を少しでも避けるべく、除去方法についても調べてみました。
ドライフルーツの亜硫酸塩を除去する方法のリサーチ結果は――
- 水で洗って、落とす
- そもそも、亜硫酸塩が使われていないドライフルーツを選ぶ
以上。なるほどシンプル。
野菜に付着した農薬を落とすのと同じように、ドライフルーツに付いた漂白剤も、水で流して落とす、という物理的手法。これなら確かに、亜硫酸塩の影響を緩和できそうではあります。
ただ、せっかくのドライフルーツの食感が、水気で台無しになってしまうのは難点。
どうしても、ドライフルーツの亜硫酸塩が気になる場合は、はじめから無添加・無農薬・砂糖不使用の有機ドライフルーツを購入するほうが手っ取り早そうではあります。
ドライフルーツに漂白剤が使われるのは、なぜ?
「そもそもにして、なぜ、ドライフルーツに漂白剤を使うのか?」について。
ドライフルーツに亜硫酸塩(漂白剤)を使うのは、見た目がキレイなほうが「売れるから」です。
乾燥させた果物は、ドス黒く酸化し変色していきます。乾燥させた果物とはいえ、できる限りは良い見た目のものを食したいというのが本音。
亜硫酸塩を使えば、果物の変色を防ぎ、カビ防止、長期保存が可能になる、などのメリットを得られます。
亜硫酸塩はドライフルーツのほかにも、わたしたちが食する身近な食べ物(かんぴょう、コンビニのお弁当、レトルト食品など)にも使われています。
亜硫酸塩が漂白剤として使用される食品には、前述したドライフルーツ以外にも、かんぴょう、甘納豆、煮豆、豆腐、ゼラチン、コンビニ弁当、カレーやラーメン等のレトルト食品、その他、海老やカニにも、黒ずみを抑えるために使用される
ドライフルーツの亜硫酸塩は本当に危険なのか?
ドライフルーツに含まれる添加物「亜硫酸塩」は本当に危険な成分なのでしょうか?
亜硫酸塩、添加物の表記名
- 二酸化硫黄
- 亜硫酸ナトリウム
- ピロ亜硫酸ナトリウム
- 英語表記:Sodium Metabisulfite
- 英語表記:Metabisulfite……など
亜硫酸塩は、現在は厚生労働省で使用基準がしっかりと定められています。
よって、特定の添加物にアレルギーがある場合をのぞき、極端に摂取しすぎなければ、最終的には体外に排出されるため、極度に気にする必要はないのかもしれません。
参考:食品添加物の指定、使用基準の改正等について(厚生労働省)
もともとドライフルーツは糖分が多く、カロリーも高い果物ですので、いずれにせよドカ食いせずにちょこちょこ食べるのが良いです。
ドライフルーツの添加物が気になる場合は、無添加モノを選ぶのもアリ!
どうしても、ドライフルーツの添加物が気になる。どうすればいい?
という場合は、無添加ドライフルーツを選ぶのもおすすめ。最近は添加物不使用、砂糖不使用のドライフルーツも多く流通しています。
添加物が使われていないドライフルーツやナッツは、市販の一般的な商品と比較すると少し値が張ります。
しかしながら、最近は味や見た目のよい無添加ドライフルーツも増えてきているので、添加物を気にせずおやつを食べたい場合は要チェックです。