小林製薬の温活グッズ「あずきのチカラ」はレンジでチンすれば繰り返し使える便利な温活アイテムです。
しかしながら「あずきのチカラは虫がわくのでは?」「本物の小豆だから虫がわきそう」と、不安に感じる人も多いのではないでしょうか?
実際にインターネット検索で「あずきのチカラ」の効果などを検索しようとすると「あずきのチカラ 虫がわく」といった不穏なキーワードが候補に出てきます。
虫がわくのは、ちょっと……
筆者も冬になると、あずきのチカラでおなかや目元を温めますが、虫の発生はやはり怖い。虫は苦手……。
というわけで、実際のところはどうなのかを調べてみました!
「あずきのチカラは虫がわく」に対する公式の見解
まずは、あずきのチカラに虫がわくのかどうか、販売元の小林製薬さんの公式サイトで確認してみましょう。以下、引用です。
公式QA:虫がわくことはありませんか?
出荷後、未開封の製品に関しては、虫がわかない処理をして、出荷をしています。(くんじょう処理+脱酸素剤)
ただし、開封してしまうと、外から虫が侵入する可能性があります。
あずきのチカラの公式QAを要約すると「未開封では虫のわかない処理をしている。ただし開封後は虫が侵入する可能性も否定できない」との回答になっていました。
あずきのチカラは約250回、繰り返し使えます。ただし、本物の小豆が入っているため洗濯はできません。
つまり、あずきのチカラの寿命がくるまでの間、虫対策をしつつ、でも洗濯はできない、でも清潔に使う必要がある――といった、なかなかハードな使用条件が課せられます。
じゃあ、開封後の虫対策はどうすればいいの?
以下、あずきのチカラを開封後の虫対策についてまとめます。
あずきのチカラの虫対策方法3選
あずきのチカラに虫がわかないように、かつ清潔に使う方法は以下3点です。
- 使用後に、しっかり乾燥させる
- できるだけ定期的に使う
- 長期間使わないときは、密封して保存する
虫は、湿気がこもった環境下で発生しやすいです。あずきのチカラは、温度の上昇・下降に伴い、水分発生による湿気がこもりやすい温感アイテム。
使用後、あずきのチカラの体感温度が下がったあとは風通しのよい場所に置き、できるだけしっかりと乾燥させましょう。
夏場などの暑い時期は、あずきのチカラを使う機会が減るかと思われますが、長期間使わないときは密閉容器に入れて、湿気を防いで保管するのが望ましいです。
長期間保管する場合は、虫が侵入しないよう、密封袋などに入れて保管してください。
虫を防いで清潔に使うには、薄手の布にくるんで使用し、定期的に乾燥させましょう。
小豆にわく虫について解説【画像なし】
あずきのチカラだけに限らず、あずきで作られた製品は使用環境によっては虫が沸きます。
小豆は食品なので、虫が沸くこともある……
小豆にわく虫、小豆につく虫は以下2種類です。
マメゾウムシ
小豆にわくマメゾウムシは、マメ科の植物を食べる害虫です。体長は3~4mm程度。大きくても5mm以下の個体が多く小さい虫ではありますが黒い見た目をしているため、小豆に混ざると見分けがつきにくく厄介。
成虫になると、小豆と小豆の間に卵を産み、孵化したマメゾウムシの赤ちゃんは小豆の中身を食べる習性があります。よって、マメゾウムシが付いた熱きは、小豆の中身がスカスカになってしまいます。
アズキゾウムシ
アズキゾウムシは、その名のとおり小豆にわく虫の代表格。「アズキムシ」とも呼ばれる、マメゾウムシ科の害虫です。体長3mm程度で茶色い見た目をしており、小豆の中に紛れると見つけにくく、マメゾウムシと並んで面倒な存在です。
アズキゾウムシも小豆の中身を食べてしまいます。発生量が多い場合は、残念ですが小豆の廃棄処分が必要です。
「あずきのチカラに虫がわく?」まとめ
あずきのチカラは約250回、繰り返し使える便利な温活グッズですが、保存方法や乾燥不足によっては虫が発生する恐れがあります。
できるだけ衛生的に、あずきのチカラの寿命である「250回」を使い切るためには、
- 使用後に、しっかり乾燥させる
- できるだけ定期的に使う
- 長期間使わないときは、密封して保存する
- 薄い布にくるんで衛生的に使う
- 汚れが気になったときは、よく絞った布でふき取る
など、使い方の工夫で虫の発生を防いでいきましょう。
もしどうしても「虫の心配をするのはイヤだ!」という場合は、使い捨てタイプの温活アイテム(めぐリズムなど)を利用するのもおすすめ。
めぐリズムの場合は、1つあたりの単価はあずきのチカラよりも高いですが、使い切りタイプなので毎回、清潔な環境で使用できます。