月刊誌や週刊誌などの「雑誌」の発売日は、未来の日付を冠していることがほとんどです。
11月に発売する雑誌は、12月号となっていたり、
3月に売られている雑誌が、4月号になっていたり。
発売日に未来の日付が表記されているため、少しややこしく感じますよね。
では、どうして雑誌の日付は発売日よりも先の日付が振られているのでしょうか?
月刊誌、週刊誌の日付が先のものになっている理由とは?
雑誌の発売日が先の日付な理由①「季節を先取りした内容」であると示すため
雑誌の日付が、発売日よりも未来の日付になっている第一の理由として、季節を先取りした内容をイメージさせるためです。
秋になってから秋の情報を発信していたのでは、せっかくの内容も流行遅れの産物になってしまいます。
情報の新しさが売りでもある雑誌に、まだ来ぬ日付を表記すれば、時代の先を行く情報が掲載されていると読者に伝えられます。
雑誌に記載する、先取り日付設定のルールは、以下の通りです。
- 週刊誌は15日先の日付まで
- 月刊誌は45日先の日付まで
雑誌の発売日が先の日付な理由②流通~店頭に並ぶまでの時間差対策
雑誌の日付が、発売日よりも未来の日付になっている第二の理由は、流通(配送)の時間差に対する策とするためです。
作られた雑誌が日本全国に行き届かせるまでには、配送状況により数日の誤差が出ることもあります。
そこで、未来の日付をつけておくことによって、多少の時間差をカバーすることが可能になります。
雑誌の発売日が先の日付な理由③雑誌の販売期間を直感的に示すため
雑誌の日付が、発売日よりも未来の日付になっている第三の理由は、雑誌の販売期間を直感的に示すためです。
雑誌とひとくちに言っても、月刊誌、週刊誌、不定期刊行の雑誌などさまざま。
そこで、雑誌に先の発売日を入れ「雑誌が書店・店頭に置かれる期間」を直感的に明示します。
発売日をパッと見て「そろそろ次の雑誌が出そうだな」など、感覚的に分かるようになります。
以上、雑誌の発売日に関する雑学でした!
機会があったら、お友達やご家族との会話ネタにしてみてくださいね。