チュラコスの輝白パッククリーム「王妃の白珠(おうひのはくじゅ)」の全成分を解析し、安全性や危険性、製品の特徴や肌への効果をリサーチしました。
「王妃の白珠の、肌への効果ってどんな感じ?」
「危険な成分は入ってない?」
「美白効果はあるの?」
「シミは消える?」
……などなど、
王妃の白珠の成分内容や肌への効果が気になるかたは当記事を参考にしてみてください。
※今すぐ、総評が見たい!という場合は、↓をクリックで、王妃の白珠の成分解析まとめまで一気にスクロールします。
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王妃の白珠(おうひのはくじゅ)の全成分を解析!【安全?危険?】
王妃の白珠の成分表に表記されている成分数は、全部で38種類です。
まずはひとつずつの成分が持つ効果を見ていきましょう!
成分名 | 効果 | 安全性 |
水 | 保湿保水、溶媒 | ◎ |
グリセリン | 保湿 | ◎ |
BG | 保湿、抗菌、殺菌 | ◎ |
イソノナン酸イソノニル | 保湿、増粘 | ◎ |
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン | 油剤、閉塞剤(皮膚から水分が蒸発するのを防ぐ) | ◎ |
酸化チタン | 顔料、着色料 | ◎ |
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン Na)コポリマー | 乳化 | 〇 |
ポリソルベート60 | 非イオン界面活性剤 | 〇 |
イソヘキサデカン | エモリエント、溶剤 | ◎ |
ステアリン酸グリセル(SE) | 乳化 | ◎ |
セスキオレイン酸ソルビタン | 非イオン界面活性剤 | ◎ |
ベヘニルアルコール | 乳化、保湿 | ◎ |
ポリソルベート80 | 非イオン界面活性剤 | 〇 |
イランイラン花油 | 香料、精油 | ◎ |
サンゴ末 | 汚れの吸着 | ◎ |
スクワラン | 保湿、バリア機能向上 | ◎ |
海シルト | 汚れ吸着※くちゃ | ◎ |
エタノール | 防腐、殺菌 | △ |
オキナワモズクエキス | 美容エキス、保湿等 | ◎ |
ヤエヤマアオキ果汁 | 保湿、バリア機能向上 | ◎ |
加水分解コンキオリン | 真珠 保湿、皮膚細胞活性 | ◎ |
ツルレイシ果実エキス | 保湿 | ◎ |
シイクワーシャー果皮エキス | 保湿 | ◎ |
クダモノトケイソウ果皮エキス | むくみ、くすみのケア | ◎ |
水溶性プロテオグリカン | 保湿 | ◎ |
ニンジン根エキス | 血行促進、保湿 | ◎ |
オルトシホンスタミネウスエキス | 皮膚保護 | ◎ |
アロエベラ葉エキス | 消炎、殺菌、保湿 | ◎ |
ツルグミエキス | 保湿 | ◎ |
ハイビスカス花エキス | 抗炎、保湿、美白 | ◎ |
ヨモギ葉エキス | 防腐、殺菌、血行促進 | ◎ |
オクラ果実エキス | 保湿 | ◎ |
ゲットウ葉エキス | 抗老化、保湿、美白 | ◎ |
アーチチョーク葉エキス | キメを整える、対毛穴トラブル等 | ◎ |
水酸化AI | 酸化チタンの表面処理、収れん等 | ◎ |
ハイドロゲンジメチコン | 感触改善(シリコーンオイル) | △ |
フェノキシエタノール | 殺菌、防腐 | × |
メチルパラベン | 殺菌、防腐 | × |
王妃の白珠の成分総評!
38種の成分のうち、半数近くがエキス系の成分で構成されている
王妃の白珠の成分は全部で38種類となっていますが、そのうちの半数近くは「〇〇エキス」といった、植物エキス系の成分となっています。
毛穴対策に効果的とされている成分、アーチチョーク葉エキスや血行促進作用に期待が持てるニンジン根エキスなどといったメジャーなものから、沖縄ならではのエキスなども多数含まれており、一見、とてもにぎやかで美容に良い印象を受けます。
スキンケア用品に使われるエキス系の成分は、肌の保湿や収れん、抗炎、抗菌、血行促進効果などを持ち合わせていますが、王妃の白珠はパック後に洗い落とすクリームですので、エキス成分による過度な美容効果を期待することは難しいでしょう。
また、エキス成分は天然の植物から抽出していますので、特定の植物でアレルギーをお持ちである場合は少し心配です。
成分とご自身の肌との相性が気になる場合は、少量からの使用で様子を見ることが推奨されます。

エキス系成分が豊富で、にぎやかな成分内容。特定の植物でアレルギーをお持ちの場合は少量からのお試し使用を。
王妃の白珠でシミは消える?美白効果があるの?
王妃の白珠のパンフレットには「くちゃ(泥)に汚れを吸着する働きがあり、電荷によって血行や代謝が促進されるため、肌の調子が整う」という内容が書かれています。
確かに、泥を使ったパックは汚れを吸着しやすく肌がつるつるになります。肌のくすみがやわらいだり、キメが整うことは考えられそうですが、残念ながら泥パックだけでシミが消えるというようなことはなさそうです。
では、実際のところの「白さ」の秘密は何か――。
王妃の白珠の成分を紐解いていくと、「酸化チタン・水酸化AI・ハイドロゲンジメチコン」などの表記があります。
酸化チタンという成分は、ファンデーションやアイシャドーなどににも顔料として使われている、白色の粉末です。
酸化チタンは、光の屈折率がとても高いので、肌のカバー力があり、紫外線遮断効果にも優れているため、日焼け止めクリームなどのサンカット製品にも使われます。
水酸化AIとハイドロゲンジメチコンは、顔料である酸化チタンの表面をコーティングするために使われます。
酸化チタンは、太陽や蛍光灯の光を浴びると、表面で酸化力が発揮され、雑菌を分解する働きを持っているのですが、肌の上で必要以上にこの「酸化力」が発揮されてしまうと、ちょっとよろしくないため、コーティングして、酸化チタンの酸化力を弱めるために使われています。
ちょっと解説が長くなってきてしまいましたが、つまるところ「酸化チタンは白色の顔料である」ということ、白色の顔料であるがゆえ、この効果を利用して、お顔に乗せたときに白く見える、といったあたりが、王妃の白珠の白さの秘密なのではないかと推測します。
王妃の白珠を使った人の感想では「白さが1日~2日くらい続く」との声を見かけることが多いですが、これもこの原理がゆえの結果でしょうか。
デート前やパーティー前などの、お顔を少しでも白く見せたいときには即効性のある対策として、王妃の白珠のパックを使うのはアリでしょう、ただ白さの継続性はほとんどないため、過度な期待は禁物です。
酸化チタン自体は安全性も高い成分ですし、王妃の白珠は洗い流すパックですので肌に余計な成分が残り続ける、といった心配は少ないでしょうが、いずれにせよ、パック後のすすぎ洗いはしっかりと行うほうが良いでしょう。

くちゃの汚れ吸着効果と、酸化チタンが持つ顔料が持つ効果が白く見える理由ではないかと推測。シミがなくなる効果は残念ながらありません。
王妃の白珠は安全?危険? △印のついた成分ってどうなの?
王妃の白珠の成分一覧には、危険度表示に△印が付いた成分も含まれますが、これらは防腐効果や殺菌効果を持つ成分(メチルパラベンやフェノキシエタノール)などに該当します。
防腐剤がないと、お化粧品が腐りやすくなってしまうため、これらの成分はどうしても入れざるを得ない成分となっています。防腐剤といっても、一般的なスキンケア用品に使用するときは成分濃度を調節し、肌に負担がかからない程度に薄めてあるため、防腐剤に関しては過度な心配はしなくても良いでしょう。
ここでどうしても気になるのは、酸化チタンやシリコーンオイルなどです。結果的に洗い流すパックではありますが、お顔に残ってしまった場合は、ある意味、1日中ファンデーションを乗せているような肌状態が続く結果となります。
すすぎ残しが出来てしまうと肌トラブルの元になるため、パック後は丁寧な洗顔をするのが良さそうです。

防腐剤系の成分は配合も致し方なし。それよりも、使用後はすすぎ洗いを丁寧に行うのが吉です。
成分から解析!王妃の白珠はこんな人におすすめ♪
・とっておきの日のために、お顔に白さを出したい人
・即効性のある美白パックを試したい人
・変わった泥パックを試してみたい人
【使用済み!】王妃の白珠を実際にブログ管理人がお取り寄せして使ってみたレビューレポートはこちら
「なんだかんだで、実際に使ってみないと良いも悪いも分からないのでは……?」と思い、当サイト管理人も実際に王妃の白珠を通販でお取り寄せして使ってみました。
成分内容を見ているだけでは分からない、実際の使用感や保湿力、肌への効果を確かめてみた次第です(^^)/
王妃の白珠の良いところも悪いところもド正直に、遠慮なく書きましたので、口コミ感想もよろしければ合わせて読んでみてください!