毛穴対策用美容液「ソワン」の全成分を解析し、安全性や危険性、製品の特徴や肌への効果をリサーチしました。
「ソワンの成分内容は肌に刺激なく使える感じなのか?」
「ソワンの毛穴への効果はどんな感じなのか?」
といった疑問を解消すべく全成分をひとつずつリサーチしていきますので、ソワンの成分内容が知りたいかたは当記事を参考にしてみてください。
※「今すぐソワンの総評が見たい!」という場合は、↓をクリックで成分解析まとめまで一気にスクロールします。
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ソワンの全成分を解析!【安全?危険?】
ソワンに配合されている成分は全部で25種類あります。
まずはひとつずつの成分が持つ効果を見ていきましょう。
成分名 | 効果 | 安全性 |
水 | 保湿、溶媒 | ◎ |
BG | 保湿、抗菌、殺菌 | ◎ |
グリセリン | 保湿 | ◎ |
ペンチレングリコール | 保湿、抗菌 | 〇 |
ベタイン | 保湿 | ◎ |
グリコシルトレハロース | 保湿、美白、代謝促進 | ◎ |
PEG-60水添ヒマシ油 | 界面活性剤 | 〇 |
加水分解水添デンプン | 保湿、炎症抑制 | ◎ |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2 | 界面活性剤 | 〇 |
クレアチン | 保湿 | ◎ |
グリチルリチン酸2K | 抗炎、肌荒れ抑制 | ◎ |
プラセンタエキス | 美白、代謝促進、保湿 | ◎ |
エチルヘキサン酸セチル | 感触改善、保湿 | ◎ |
アーチチョーク葉エキス | 毛穴対策成分 | ◎ |
クレマティス葉エキス | 保湿、抗炎 | ◎ |
セイヨウナツユキソウ花エキス | 抗酸化、抗菌 | ◎ |
スギナエキス | 保湿、収れん | ◎ |
セイヨウキズタ葉/茎エキス | 抗炎、抗酸化、血行促進、抗菌、収れん | ◎ |
ヒバマタエキス | 保湿 | ◎ |
グルノコバクター/ハチミツ発酵液 | 保湿、代謝促進、使用感向上 | ◎ |
3-O-エチルアスコルビン酸 | 美白※ビタミンC誘導体 | ◎ |
ヒドロキシエチルセルロース | 増粘剤 | ◎ |
カルボマー | 乳化安定、保湿 | 〇 |
水酸化K | ゲルの形成 | △ |
フェノキシエタノール | 防腐 | △ |
ソワンの成分総評!
ソワンの安全性はどう?危険な成分はある?
上記の成分解析一覧表で、ソワンに配合されている成分をひとつずつ見ていきましたが、中には安全性に△印が付いているものも含まれます。
例えば、フェノキシエタノールや水酸化Kなどがこの△印に当たりますが、これらの成分はどれくらいの危険性があるのでしょうか?
フェノキシエタノールは殺菌力がある成分ですので、お化粧品が腐らないように防腐剤として配合されています。防腐剤を使わない化粧品は中で雑菌が繁殖し劣化してしまうため、逆に肌に負担がかかる可能性が懸念されます。
ですので、少量のフェノキシエタノールでしたらお化粧品を新鮮に使っていくためにも入れざるを得なく、むしろ防腐剤が入っていないお化粧品のほうが危険度が高まるので、フェノキシエタノールに関しては問題ないと見てよいでしょう。
また、ソワンにはペンチレングリコールも含まれており、ペンチレングリコールは保湿効果の他に抗菌性も持っているため、防腐剤の量を抑えた化粧品に使われることがあります。
配合量の数値は記載がないため、具体的にどれくらいの量が配合されているかは不明ですが、できるだけ肌に負担がかからない成分で構成してあることが分かります。
水酸化Kは単体で水に溶けると劇薬となる成分ですが、お化粧品として使う場合は鹸化や中和などの化学反応をさせて毒性をなくしてあるため、一般家庭でのスキンケアに使う成分として配合された場合は、安全性に問題なしと見てよいでしょう。

安全性〇
成分から見る、ソワンの毛穴への効果
ソワンは「ぱっくり毛穴用美容液」というキャッチコピーがつけられており、毛穴のケアに重点を置きたい人向けの商品として販売されています。
ソワンの中で毛穴ケアに効果が期待される成分は、3-O-エチルアスコルビン酸、アーチチョークエキス、プラセンタエキスあたりでしょうか。これらの成分を順に見ていきましょう。
毛穴対策成分①3-O-エチルアスコルビン酸について
「3-O-エチルアスコルビン酸」と書いてあるといまいち分かりにくいですが、こちらは別名「ビタミンC誘導体」となる成分です。
ビタミンCの持つ美容効果は聞いたことがあるという人もいらっしゃるかと思いますが、ビタミンCは非常に壊れやすい成分でもあるため、お肌に浸透しにくいというデメリットがあります。
そこで、ビタミンCの効果を肌にしっかりと浸透させるために改良されたのがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は抗酸化作用に優れているため、メラニンによる毛穴黒ずみへの対策としての効果に期待が持てます。
また、ビタミンC誘導体自体は毛穴を引き締める効果や紫外線によるシミソバカスを抑制してくれる効果も持ちますが、ソワンは医薬部外品の登録がされていないためか、このあたりの記述はされておらず「毛穴透明肌ケア」という文言で商品案内が作られています。
3-O-エチルアスコルビン酸に含まれるビタミンCは、他のビタミンC誘導体と比べてビタミンCの含有率が高いこともあり、より早く毛穴にアプローチしてくれるポテンシャルを秘めていますが、人によっては肌にピリピリした酸の刺激を感じることもあるようです。
肌のバリア機能が弱まっている敏感肌さんなどは、パッチテストをしたうえで少量ずつ使っていくことをおすすめします。

3-O-エチルアスコルビン酸はビタミンC誘導体。メラニン毛穴対策や毛穴の引締めに効果的。人によってはピリピリした刺激を感じることもあるので様子を見ながらの使用を。
毛穴対策成分②アーチチョーク葉エキスについて
ソワンに含まれる植物成分「アーチチョーク葉エキス」も、毛穴ケアにおすすめとして配合されることが多くなってきている成分です。
アーチチョークエキスは色素沈着を抑制してくれる作用や、抗炎作用、毛穴の引締め作用を持っているため、たるみ毛穴や開き毛穴対策としての役割に期待が持てます。
アーチチョーク葉エキスはキク科植物アーティチョークの葉から抽出します。
キク科の植物はブタクサやヨモギ、カモミールやエキネセアなどがありますが、これらはアレルギーを起こしやすい成分でもあります。
キク科の植物にアレルギーをお持ちの場合は、ご自身の体質に合うかどうかをしっかりと確認してから使用するか否かの決定をすることを推奨します。

アーチチョーク葉エキスは毛穴引締め作用に効果が期待できます。キク科の植物ですのでアレルギーがある場合は注意!
毛穴対策成分③プラセンタエキスについて
ソワンに含まれる「プラセンタエキス」は、代謝促進効果や美白効果を持つ成分となります。
プラセンタキスは薬用のものになると、紫外線によるシミやソバカス対策効果をうたうことができる成分でもありますが、ソワンは医薬部外品ではないので今回は代謝促進効果として話をすすめます。
お肌の代謝が悪くなってしまうと、毛穴の中で古くなった角質がとどまり、酸化して毛穴が目立ってしまう原因にもなります。お肌のターンオーバーを促すことによって古い角質を排出しやすくし、ターンオーバーの正常化の手助けをしてくれるのが、このプラセンタエキスです。代謝を促進し、毛穴のつまりや皮脂汚れの慢性化による毛穴黒ずみ等の肌トラブル対策に一役買ってくれるでしょう。
プラセンタエキスは皮膚への刺激性もほとんど報告されていない成分ですので、安全性も問題なく使っていくことができると言えそうです。

プラセンタエキスで代謝を促進することによる、毛穴のつまり対策効果に期待が持てます。


【結論】成分から見る!ソワンがおすすめな人、おすすめできない人の違い
ソワンの使用をおすすめしない人は、極度の敏感肌さんや酸の刺激が苦手な人です。
ソワンにはビタミンC誘導体である、3-O-エチルアスコルビン酸が含まれているので肌質によってはピリピリした刺激を感じることがあります。
また、毛穴ケアの軸となる成分「アーチチョーク葉エキス」はキク科の植物ですので、キク科植物にアレルギーをお持ちのかたはしっかりと検討してからの使用判断を。
基本的にはソワンは毛穴対策用成分を含みつつ安全性も重視して作られているので、毛穴のたるみやひらき、毛穴の黒ずみ、テカリなどでお悩みのかたは試してみる価値がある美容液となっています。
肌に合わなかったときのための返金保証制度は60日間用意されているので、自宅で毛穴のセルフケアをしていきたい場合は試してみるとよいでしょう。