皮脂ケア用美容液「ライース クリアセラムNo.6(RAIZ)」の全成分を解析し、安全性や危険性、製品の特徴や肌への効果をリサーチしました。
「皮脂を取る」ことを目的にしたスキンケア用品はたくさん存在しますが、ライース クリアセラムNo.6は「皮脂分泌そのものを抑制してくれる働きを持つ成分」が配合されています。
そのため、雑誌やNHKテレビ番組でも、画期的な皮脂ケア用品として紹介されて注目を集めています。TVの皮脂ケア特集を見て、気になった方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、はじめて試すスキンケア用品には不安がつきもの。
そこで、当記事ではライース クリアセラムNo.6の全成分を解析し、
「ライース クリアセラムNo.6は肌に刺激なく使えるの?」
「ライース クリアセラムNo.6の肌への効果はどんな感じ?」
……といった、ライース クリアセラムNo.6で皮脂ケアをしていく上で気になりがちなことを成分内容からリサーチしていきます。
ライース クリアセラムNo.6の肌への効果が気になるかたは当記事を参考にしてみてください。
※今すぐ、総評が見たい!という場合は、↓をクリックで、ライース クリアセラムNo.6の成分解析まとめまで一気にスクロールします。
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ライース クリアセラムNo.6の全成分を解析!【安全?危険?】
ライース クリアセラムNo.6に配合されている成分は全部で25種類あります。
まずはひとつずつの成分が持つ効果を見ていきましょう。
成分名 | 効果 | 安全性 |
ライスパワーNo.6(米エキスNo.6) | 皮脂分泌抑制 ★有効成分 |
◎ |
グリチルリチン酸ジカリウム | 抗炎、肌荒れ・ニキビ予防 ★有効成分 |
◎ |
水 | 保水保湿、溶剤 | ◎ |
1,3-ブチレングリコール | 保湿・保水・抗菌 | ◎ |
濃グリセリン | 保湿 | ◎ |
エタノール | 防腐、殺菌抗菌、浸透力向上 | △ |
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 | 乳化 | ◎ |
ジプロピレングリコール | 保湿 | 〇 |
トリメチルグリシン | 保湿 | ◎ |
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体 | 乳化、感触向上 | ◎ |
メチルパラベン | 殺菌、防腐 | × |
カルボキシビニルポリマー | 保湿、乳化 | △ |
2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール | PH調整 | △ |
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 | 乳化 | 〇 |
海藻エキス(1) | 保湿 | ◎ |
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.) | 乳化 | ◎ |
キサンタンガム | 保湿、ゲル形成 | ◎ |
ポリオキシエチレンメチルグルコシド | 保湿 | ◎ |
エデト酸二ナトリウム | 金属イオン封鎖剤 | ◎ |
ヒアルロン酸ナトリウム(2) | 保湿保水 | ◎ |
アルカリゲネス産生多糖体 | 保湿保水 | ◎ |
ノバラ油 | 保湿、抗炎、消炎、香り | ◎ |
ユーカリ油 | 抗菌、収れん、血行促進 | 〇 |
エイジツエキス | 美白、保湿、肌荒れ抑制 | ◎ |
シモツケソウエキス | 消炎、収れん、肌荒れ抑制 | ◎ |
ライース クリアセラムNo.6の成分総評!
ライース クリアセラムNo.6は、肌に合う人と合わない人がキッパリ分かれそう
ライース クリアセラムNo.6は医薬部外品のスキンケア用品です。
医薬部外品のお化粧品は、普通のお化粧品と比べて効果が強い成分が配合されていますので、肌に実感を感じやすい反面、肌に合わなかった場合は副作用の心配が出てきます。
ライース クリアセラムNo.6の成分内容は、皮脂トラブルのケア向けに特化した配合がなされています。
よって、お顔がベタつきがちであったり、テカリが気になる、ニキビが出やすい、毛穴の黒ずみが気になるといった場合にはおすすめですが、反対に、普段は肌が乾燥気味であったり、敏感肌、アトピー肌さんには向かない美容液だと言えるでしょう。

脂性肌・混合肌さん向けの美容液です。乾燥肌・敏感肌さんは使用注意。
ライース クリアセラムNo.6の有効成分は2種!皮脂ケアに特化した成分内容
ライース クリアセラムNo.6の有効成分としてうたわれているのは、以下の2つの成分。
・ライスパワーNo.6
・グリチルリチン酸ジカリウム
ライスパワーNo.6は、お米由来の成分です。今回含まれているのは「No.6」ですが、ライスパワーエキスにはNo.6以外にも、No.1、No.2、No.3……などもあり、記載される数字でスキンケア効果が変わってきます。
ちなみに、ライスパワーNo.6は皮脂分泌の抑制効果を持つ成分となっています。皮脂の分泌を抑制する成分が医薬部外品の効能として認められたのはライスパワーNo.6が初。皮脂ケア対策として、今とても注目が集まっているのがこのライスパワーNo.6です。
もうひとつの有効成分である、グリチルリチン酸ジカリウムはニキビケアなどのお化粧品でもおなじみですので名前や効能をご存知のかたも多いのではないでしょうか。
グリチルリチン酸ジカリウムは、植物由来の成分で、高い抗炎効果を持っています。スキンケア用品に取り入れることで、抗炎効果によるニキビ予防や肌荒れを抑制する効果に期待が持てます。
ライース クリアセラムNo.6はこれら2つの成分で、過剰に分泌される皮脂を抑制し、肌の調子を整えていく、といった仕組みの美容液となっています。

皮脂の分泌そのものを抑制してくれる成分が配合されています。
ライース クリアセラムNo.6は肌に負担がかからない?安全性はどう?
続いて、ライース クリアセラムNo.6の安全性について見ていきたいと思います。
結論から言うと、脂性肌さんや混合肌さんが、ふつうに皮脂ケアとして使っていくぶんには問題ないとみてよいでしょう。
ライース クリアセラムNo.6の中で肌に負担がかかりそうな成分は、エタノールやパラベンあたりです。
これらは美容液の劣化を防ぐ防腐効果や殺菌効果を担ってくれているので、一概に悪者ともいえず悩ましいところではありますが、パラベン(防腐剤)をスキンケア用品に配合するときは、成分の濃度を薄めて肌に負担がかからないように調整するため、一般家庭で行うスキンケアとして常識的な使い方をしていくぶんには大丈夫であると言えるでしょう。
エタノールは、お酒の主成分ともなる成分です。殺菌効果の他に、肌への浸透力を上げてくれたり、使用時に爽快感を与えてくれる働きがありますが、揮発性が高いため蒸発するときにお肌の水分も奪ってしまうという問題もあります。
エタノールに関しても、肌に負担がかからない程度の配合量であると想像されますが、どうしても気になるという場合は、トライアルボトルでのパッチテストを行ってからの使用をおすすめします。

エタノールに反応が出やすい人はパッチテスト推奨です。


【結論】成分から見る!ライース クリアセラムNo.6はこんな人におすすめ
ライース クリアセラムNo.6は、皮脂ケアに特化した医薬部外品の美容液となっています。
効能が強めの成分が多数配合されていることから、皮脂の過剰分泌やニキビで悩む人にはまさに救世主のようなスキンケア用品になるのではないかと。
逆に、肌が乾燥しがちであったり、強い効能のスキンケア用品は肌トラブルが不安だという人には向かないです。
脂性肌さんや混合肌さんに向きの「皮脂ケアが出来る、攻めの美容液」だと言えそうです。
・脂性肌、混合肌の人
・お顔のテカリ、化粧崩れでお悩みの人
・皮脂が原因のニキビでお悩みの人
・使用感が「さっぱり系」の美容液をお求めの人
・お米の力でスキンケアをしていきたい人